2011年1月22日土曜日

まえかわさんのプレゼン資料を見て思うこと。

最近、AgileJapan2011の概要が発表されたこともあり、今頃で恐縮ではあるが、「AgileJapan」の資料を拝見してみた。

その中で、やはり 前川直也 さんのプレゼン資料が際立っていた。彼のプレゼン資料およびプレゼンスタイルは、とても共感を覚える。


■AgileJapan2010

■Agile on プロジェクトファシリテーションでイテレーション体験ワークショップ




2011年1月12日水曜日

子供の勉強に「ふりかえり」を導入してみた。

恥ずかしい話、わが息子の「勉強しないっぷり」は筋金入りだ。

現在、中学2年生の3学期。そろそろ進路を考えなければならない時期。
しかし、それまで殆ど勉強しなかった息子は「進学できる高校はありません」と宣言されてしまった。

「いつか本人もやる気になってくれる」と信じて放置していたが、いよいよヤバくなってしまった。f(^^;

嫁からも、「もう手に負えないからアンタに任せた」と、教育担当を命ぜられてしまった。
と、いうことで、「ふりかえり」を活用して、息子の学力アップに取り組むことにした。



定石に従い、「ゴール設定」から始める。

最初、勉強の動機付けを、「進学するため」に設定しようと考えていた。
「進学か就職かまだ決められない」の一辺倒。これではゴールが設定できない。

そこで、
「進学、就職、どちらに進むにしても学力が必要。3教科平均80点を目標にしよう」
と、点数というゴールを設定した。

息子にとって「3教科平均80点」など、今まで一度も取ったことのない高得点。相当レベルの高い目標ではある。しかし、それくらい勉強しないと、高校進学など夢のまた夢。本人に「がんばらなければ」と思わせるためにも、このゴールを設定することにして、合意した。



続いて、日々の取り組み(ToDo)を設定。
3教科平均80点取るために、毎日できる事を設定させ、合意する。

ここで重要なのは、下記4点。ToDoを実施することで課題を見つけ、「ふりかえり」で改善していくのである。

 1.ToDoは、本人に考えさせること


 2.その内容を否定してはならない


 3.ゴールと無関係なToDoは、本人に「ゴールに近づけるか?」と、確認すること


 4.絶対実行できるToDoかどうか確認し、「絶対できる!」と断言したものだけ実施すること

息子から挙がったToDoは、「教科書1ページを読む」とか、「問題集を1/2ページやる」とか、5~10分で終わるくらい簡単なもの。
「そんな量で平均80点なんか無理!」と言いそうになるのをグッと堪えて、その内容に合意。
ただし、「絶対毎日実施すること」を約束する。

実施したかどうか確認するために、チェックリストを作成。ちょっと小細工して、チェック欄を5教科分作成。
「3教科は必須。残り2教科は、やってもやらなくても良い」と言って息子に渡した。



次の日曜日、3教科のテストを実施した。
ここで、嬉しいことがあった。
「お父さん、5教科勉強したから、5教科テストして」と!!
本人も、多少は自覚いているのであろう。こんなに嬉しいことは無い。

というわけで、5教科分のテストを実施した。テスト内容は至ってシンプル。

1.本人が勉強した所を聞く


2.ストップウォッチを5分に設定し、テスト開始。


3.5分以内に、出題内容を考え、出題する


4.1~3を、5教科分繰り返す。

5分間で、試験問題の作成と、回答を同時に行う。学習範囲を確実にカバーしつつ、短時間で手間の掛からない方法である。こんな簡単な方法でも、各教科の出題数と正解数をトラッキングする事で、学習成果は十分把握できる。
結果は、得意な数学を除き、ほぼ壊滅状態であった。

毎日の学習とテスト結果について、ふりかえりを実施。いくつかのTryを挙げ、それを実施することに合意した。



テスト後、「この勉強方法に名前を付けよう!」と提案した所、「じゃ、マイベン(My勉)」との答え。
今後、この手法を「My勉」と呼ぶことにする。(笑)