メーカー系企業では、「技術」はできてあたりまえ。自己啓発で勉強するのも当たり前。
持っている技術を使って、いかに顧客が喜ぶサービスを考える点が重視される。
単にモノを作っても、顧客が買わなければ意味がない。
顧客が欲しがるモノで、低価格かつ高品質でなければ売れない。
ソフトハウス系企業は、「顧客要求の満足度」という指標があり、これを満たすために顧客から仕様を引っ張り出そうと努力する。
しかし、単に引っ張り出しただけでは足りない。
それでは、「伝言ゲーム」になってしまう。言った/言わないの水掛論争が始まる。
顧客の言った言葉の意味を、受注側が120%汲み取り、製品に反映しなければならない。
「120%汲み取る」とは、すなわち顧客の言っていることが正しいか間違っているかまで判断するということであり、顧客が言い間違っても、それを間違いであると訂正できなかった受注側のミスだと認めるくらいのレベルであると言える。
顧客の要求を理解するだけではまだ足りない。顧客の要求を踏まえた上で、顧客が「欲しい!」といわせるだけの提案を行って、初めて顧客に受け入れてもらえる製品となる。
僕は未だに、顧客に「欲しい!」と言わせる提案を行っているソフトウェアハウスに出会ったことは無い。
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