かくいう僕も、背広族である。
ある日、スーツの汚れが気になり、少し悩んでいた。
「新しいのを買うか。いやいや結構お気に入りのスーツなので、捨てるのは勿体無い。かといって、毎回クリーニングに出すのも勿体ないし。どうしたものか……」
悩むことしばし。と、突然唐突に思いついた。
「そうだ、自宅で洗濯してしまえばいいんだ!」
この物語は、ごく普通のIT戦士 兼 サラリーマンが、自宅でスーツをクリーニングした特のノンフィクションレポートである。
■先ずは情報収集
思い立ったが吉日、早速Google先生に 「スーツ 洗濯」 で検索。
最初に見つけたのはこのサイト。
ただ、「上着」については実例が記載されていなかったので、更に別のサイトを漁り、下記サイトに辿り着いた。
この2つのサイトから得た情報を整理し、洗濯準備に取り掛かった。
■材料
上記2つのサイトから得た情報は、下記である。
<スーツ洗濯のポイント>
- ズボン、上着 共に、なるべく形を維持すること
- 中性洗剤で、型が崩れない様、静かに洗うこと
- 洗濯後は陰干しすること
- 乾いたらアイロンでシワを伸ばすこと
以上のポイントを踏まえ、準備に取り掛かった。先ずは材料集めから。
<スーツ洗濯に必要な材料>
- 洗濯対象スーツ(実験台)
- 洗濯機
- 中性洗剤(アクロン)
- バケツ
- 風呂場(すすぎ洗い、陰干しに使用)
「洗濯用ネット」も使おうかと悩んだが、面倒くさいので使わなかった。(^^;)
今回のミッションで、最もキーとなるのが「洗濯機」である。そのスペックが、洗濯の容易性を左右するといっても過言ではない。ちなみに今回使用した洗濯機は「TOSHIBA AW-80VBE2(W)」。
全自動で、洗濯、脱水、乾燥まで装備した一品。
■いざ洗濯!
[スーツ洗濯のポイント」に留意し、早速実践。
<漬けおき洗い編>
1.ズボン、上着の順に、スーツを折りたたむ。
2.洗濯機に、ズボン、上着の順にスーツを置く。型くずれしない様注意。
3.洗濯機に水を張り、アクロン投入。
4.スーツが浮き上がってくるので、手で抑えて、空気を抜く。
5.空気が抜けて、スーツが水に水没したら、洗濯機の蓋を閉じ、放置。
<すすぎ洗い/脱水編>
6.30分後にスーツを洗濯機から取り出し、風呂へ移動。
7.シャワーでスーツを丁寧に洗う。
8.洗濯機の水を抜き、なるべく短時間だけスーツを脱水する。
9.洗濯機の乾燥機能で、スーツを乾燥させる。(30分)
<陰干し~仕上げ編>
10.洗濯機からスーツを取り出し、風呂場にスーツを干す。
※ウチの風呂場には、洗濯物を干す物干し竿が付いているのでそちらを活用
11.そのまま2時間放置。
13.適度に乾いた所で、アイロンを掛ける。
14.ミッションコンプリート。
■ふりかえり
今回は「実験」ということで、一番お古(とは言え、まだまだ現役)のスーツを使用したが、とても上手く仕上がってホッとしている。
実は、いままでドライクリーニングしか経験が無く、しかも有料なため、頻繁にスーツをクリーニングすることは無かった。しかし、今回の実験で、自宅で水洗いできることが分かり、非常に有意義な結果であった。今後も、週末にスーツを水洗いし、更なる洗濯スキルの向上に励みたい所存である。
洗濯後のスーツも、縮んだりヨレたりといった現象は見受けられず、状態はとても良い。ただ、普段アイロン掛けを行わないせいか、上着の折り返しが持ち上がってしまった。これは、今後経験を重ねることで、改善できるであろう。
しかし、スーツの素材や条件によって失敗するリスクは存在している。よって、今後は「丸洗い可能スーツ」を購入しよう!と、思った次第である。
素晴らしい記事です!ダンナのスーツを自分で洗おうと困っていて、こちらを拝見させていただきました。これからトライします。どうもありがとうございました☆Kaoru
返信削除コメントありがとうございます。
削除Kaoru さん、お役に立てて嬉しいです!