実は、気にはなってたが、読む気になれなかった。
なんだか、「買って読んだら負けた気がする」と思っていた。
短刀直入に言うと、「嫉妬」とか「妬み」といった感情があったからだ。
そんな僕が買って読む気になったのは、「京都アジャイル勉強会」に参加した事がきっかけだった。
彼らの猛烈な勢いとエネルギーは、すさまじいものがあった。
そんな彼らが、「プランニングポーカー」のグループワークを真剣に、必死に実践したいた事だ。
「何が彼らをここまで突き動かしているのだろか!?」と思い、その事がきっかけとなって購入して読む事にした。
感想。
「あ~、アジャイル開発実践編だ!」 と思った。
文章は軽快でとても読みやすく、一昔前の、いわゆる「英訳本」よりは遥かに読みやすい。翻訳された方々のお陰だと、深く感謝。
ちなみに、日本語版の表紙とアメリカ版の表紙が違うことを、ご存知だろうか。
■日本語版
■アメリカ版
「How Agile Master Deliver Great Software」
(アジャイルマスターの偉大なソフトウェアの届け方)
XP+スクラムを実践記の様な印象だった。
ただ、従来の手法と一線を画していたのが「インセプションデッキ」の存在。
チームビルディングの基本「ゴールを設定する」手法が提案されている。
「価値ある製品を届けるためのゴール」という意味では、非常に秀逸な方法である。脱帽した。
後は、XPで言う所の「価値、原則、プラクティス」が、随所に散りばめられていて、アジャイルを理解している者としては、「もっと最初の方に書いた方が良いのでは?」と思ったが、初心者の場合、簡単なプラクティス(ToDo)から、精神論(アジャイルマインド)に進めた方が分かり易いのかな、と思った。
0 件のコメント:
コメントを投稿