2011年3月12日土曜日

東北地方太平洋沖大地震

この地震で亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。
また、被害に遭われた方、一日も早い回復をお祈りしております。


アジャイルジャパン ポスターセッションに応募

「公募セッション」は、残念ながら落選となりました。
当選された方、おめでとうございます。素晴らしい発表、期待しています。

しかし!まだ「ポスターセッション」に参加するチャンスが残っています。
僕の思いのたけをぶつけたポスターを作製します!
期限は3/31。間に合うか!?

2011年2月21日月曜日

アジャイルジャパン公募セッションに応募

■アジャイルジャパン2011
■セッション公募

何はともあれ、応募してみることにした。
当選できれば良いのですが・・・。

今月末が締め切り。
であれば、当落結果は3月前半か?

2011年2月15日火曜日

KPTを使ったモチベーションアップ術

去年より、若手社員のモチベーションアップに、「KPT(”けぷと”と読む)」を用いている。
KPTについては下記を参照されたい。

■オブラブ「プロジェクトファシリテーション」
■プロジェクトファシリテーション実践編:ふりかえりガイド


この方法を始めたのは、2010年6月とある後輩と一緒に仕事をすることになった事がきっかけである。

2011年1月22日土曜日

まえかわさんのプレゼン資料を見て思うこと。

最近、AgileJapan2011の概要が発表されたこともあり、今頃で恐縮ではあるが、「AgileJapan」の資料を拝見してみた。

その中で、やはり 前川直也 さんのプレゼン資料が際立っていた。彼のプレゼン資料およびプレゼンスタイルは、とても共感を覚える。


■AgileJapan2010

■Agile on プロジェクトファシリテーションでイテレーション体験ワークショップ




2011年1月12日水曜日

子供の勉強に「ふりかえり」を導入してみた。

恥ずかしい話、わが息子の「勉強しないっぷり」は筋金入りだ。

現在、中学2年生の3学期。そろそろ進路を考えなければならない時期。
しかし、それまで殆ど勉強しなかった息子は「進学できる高校はありません」と宣言されてしまった。

「いつか本人もやる気になってくれる」と信じて放置していたが、いよいよヤバくなってしまった。f(^^;

嫁からも、「もう手に負えないからアンタに任せた」と、教育担当を命ぜられてしまった。
と、いうことで、「ふりかえり」を活用して、息子の学力アップに取り組むことにした。



定石に従い、「ゴール設定」から始める。

最初、勉強の動機付けを、「進学するため」に設定しようと考えていた。
「進学か就職かまだ決められない」の一辺倒。これではゴールが設定できない。

そこで、
「進学、就職、どちらに進むにしても学力が必要。3教科平均80点を目標にしよう」
と、点数というゴールを設定した。

息子にとって「3教科平均80点」など、今まで一度も取ったことのない高得点。相当レベルの高い目標ではある。しかし、それくらい勉強しないと、高校進学など夢のまた夢。本人に「がんばらなければ」と思わせるためにも、このゴールを設定することにして、合意した。



続いて、日々の取り組み(ToDo)を設定。
3教科平均80点取るために、毎日できる事を設定させ、合意する。

ここで重要なのは、下記4点。ToDoを実施することで課題を見つけ、「ふりかえり」で改善していくのである。

 1.ToDoは、本人に考えさせること


 2.その内容を否定してはならない


 3.ゴールと無関係なToDoは、本人に「ゴールに近づけるか?」と、確認すること


 4.絶対実行できるToDoかどうか確認し、「絶対できる!」と断言したものだけ実施すること

息子から挙がったToDoは、「教科書1ページを読む」とか、「問題集を1/2ページやる」とか、5~10分で終わるくらい簡単なもの。
「そんな量で平均80点なんか無理!」と言いそうになるのをグッと堪えて、その内容に合意。
ただし、「絶対毎日実施すること」を約束する。

実施したかどうか確認するために、チェックリストを作成。ちょっと小細工して、チェック欄を5教科分作成。
「3教科は必須。残り2教科は、やってもやらなくても良い」と言って息子に渡した。



次の日曜日、3教科のテストを実施した。
ここで、嬉しいことがあった。
「お父さん、5教科勉強したから、5教科テストして」と!!
本人も、多少は自覚いているのであろう。こんなに嬉しいことは無い。

というわけで、5教科分のテストを実施した。テスト内容は至ってシンプル。

1.本人が勉強した所を聞く


2.ストップウォッチを5分に設定し、テスト開始。


3.5分以内に、出題内容を考え、出題する


4.1~3を、5教科分繰り返す。

5分間で、試験問題の作成と、回答を同時に行う。学習範囲を確実にカバーしつつ、短時間で手間の掛からない方法である。こんな簡単な方法でも、各教科の出題数と正解数をトラッキングする事で、学習成果は十分把握できる。
結果は、得意な数学を除き、ほぼ壊滅状態であった。

毎日の学習とテスト結果について、ふりかえりを実施。いくつかのTryを挙げ、それを実施することに合意した。



テスト後、「この勉強方法に名前を付けよう!」と提案した所、「じゃ、マイベン(My勉)」との答え。
今後、この手法を「My勉」と呼ぶことにする。(笑)

2010年12月4日土曜日

「アジャイル インスペクション ワークショップ in 関西」に参加。

12月3日、XPJUG関西主催のイベント「アジャイル インスペクション ワークショップin関西」に参加した。

司会はソニー株式会社永田敦さん。

正直、インスペクションという言葉は知っていたが、正確な意味は理解できていなかった。「インスペクション」がどういうものであるか、アジャイルインスペクションがどの様な方法なのかを知るために、イベントへの参加を決意した。

ちなみに、インスペクションについては以下wikiの引用を参照頂きたい。

インスペクションとは、ソフトウェア開発プロジェクトで作成された成果物(仕様書やプログラムなど)を、実際に動作させることなく人間の目で見て検証する作業を言う。

様々な会社や団体で言葉は違うものであるが、僕の場合、上記の行為を「レビュー」と呼んでいた。

「人間の目で検証する作業」を有意に実行するためには、時間がかかる。時間を掛けずに実行したととしても、無意味にしかならない。

「アジャイルインスペクション」とは、時間の掛かるインスペクションを、短時間で効率的かつ効果的に実践するための手法である。簡単にまとめると、下記内容となる。


1.レビュー対象物作成期間中、一定期間でレビューする。
2.レビューは、下記レビュープロセスを繰り返し実行する。
 2.1.サンプリング
 2.2.インスペクション
    a)1枚15分ペースで実施
    b)5つの観点 「曖昧」「不明確」「矛盾」「設計要素」「重要な欠陥」
 2.3.評価 → 欠陥の種類と数を集計し、合否判定する
 2.4.ロギング
 2.5.修正

注目すべきは、「すべての成果物をレビューしない」と宣言している点。成果物の中のいくつかをサンプリングし、濃密にインスペクションを実施する。最初は問題だらけでも、指摘結果を開発チームへフィードバックすることで、段々指摘件数が減るという。

これは、「小さく繰り返して開発」を基本とするアジャイル開発プロセスにとても類似している。

僕は今まで、ここまでシンプルで効果的な「レビューの観点」にお目にかかった事がない。素晴らしいレビュープロセスとレビューの観点を知ることができ、非常に有意義な内容であった。