VC++2010でGUI版TestRunnerを作る その７

ようやく、テスト中のプログレスバー表示が可能になった。

今回は、ＶｉｓｕａｌＳｔｕｄｉｏのGUIプログラミングに悩まされた。大きな課題は下記の通り。

（１）テストとプログレスバーを同時実行できない
解決策　：　スレッドの導入
（２）ワーカースレッドからGUI操作が実行できない
解決策　：　Invoke() の導入
（３）複数スレッドからGUI操作を同時に行えない
解決策　：　プログレスバーの更新を、ループからタイマに変更

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■テストとブログレスバーを同時実行できない

当然だが、シングルスレッドではテストとプログレスバー表示更新を同時実行することはできない。そこで、テスト用スレッドとプログレスバー用スレッドの２つを用意し、並列動作させてみた所、実行時エラーとなった。

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■ワーカースレッドからGUI操作ができない

ネットを調べると、複数のスレッドからGUIを操作できないことが判明した。
この問題を回避するためには、「Invoke( )を使用すれば良い」との記述を見つけ、試してみた。

すると、確かにテストとプログレスバーの並列動作ができるようになった。
だが、プログレスバー動作中、キー入力が一切受け付けられない。テスト中、「STOP」キー押下でテストを中断しようと考えていたが、それが実現できなくなる。

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■複数スレッドからGUI操作を同時に行えない

最初に考えていた「プログレスバー更新」処理は、永久ループで実現していた。

while( 1 )
{
    プログレスバー更新
    Sleep( 500 )
}

上記処理の場合、他のGUI割り込みが一切受け付けられなくなる。
よって、タイマで一定時間周期でプログレスバーを更新することにした。

void OnTimeOut( )
{
    プログレスバー更新
}

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以上、３つの課題をクリアすることで、無事テストとプログレスバー更新を同時実行可能となった。

初期表示状態

テスト実行中

テスト完了（成功）

テスト完了（失敗）

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だいぶ完成に近づいた感がある。残りはあと２つかな。

１．実行対象テストの選択
２．エラー結果ダンプ