2011年6月13日月曜日

VC++2010でGUI版TestRunnerを作る その10(最終回)

前回で完成したものの、切り良く「10回連載」ということで、今回で終了にしたいと思います。




■動機

CppUnitに遭遇したのは2005年。
翌年、VC++2005 ExpressEditionを使用する機会に恵まれたものの、GUI版CppUnit(TestRunner)が使用できず、仕方なくVC++2005の製品版を購入して使っていました。

その頃からCppUnitをExpressEditionで動かしたい欲求と、CppUnitの内部構造に興味がありました。
「いつか実現してやろう」と思い、5年後にようやく実現した次第です。



■きっかけ

社内でCppUnitを普及させようと思い、とりあえずVC++ExpressEditionをイストールしたものの、やはりGUI版を動かすことができませんでした。

しかし、CppUnitを導入したい欲求に勝てず、5年前より多少増えた知識をなんとか駆使して、VC++2010版TestRunner の開発に着手しました。

当初は、進行中のプロジェクトに導入したかったのですが、時間が足りず、CUI版を使っていました。所がCUI版はクラス/関数単位でのテストができず、毎回全テストケースが実行されるため、速度的に不満を募らせていました。それも、開発の原動力になっていたのかもしれません。



■山アリ谷アリ

GUI部分を作るのは非常に楽しく、サクサク進んだのですが、GUI部にCppUnitを組み込む際、様々な課題にブチあたりました。

その時、とても参考になったのが、VC6.0版 TestRunner のソースコードです。これがあったお陰で、短期間で作り上げることができました。





■感想

ベースのクラス構造を十分把握していなかったため、クラス構造が雑になってしまった。
また、既存ソースがあったので、CppUnitの内容理解には大いに役立った。

今回開発したものを、1人でも多くの方に使って頂ければ幸いです。

0 件のコメント:

コメントを投稿