生まれて初めてマイコンボード(STM32F4 Discovery) を購入。
マイコンは ARM 32-bit Coretex-M4 [STM32F407VGT] 。
早速開発環境を用意してみた。
「テスト駆動開発による組み込みプログラミングの集い@関西」という勉強会があり、そこでマイコンボードを使って色々試してみることになり、思い切って購入してみました。
開発環境は、有償/無償が幾つかあります。
しかし、無償環境はファームサイズサイズに制限があり、あまり大きなソフトをビルドできない仕様となっています。そこで、Eclipseを使って無償でフルサイズのファームを開発するといった試みがなされていて、幾つかのサイトで紹介されています。
初めは、それらのサイトを見ながら試行錯誤を繰り返したのですが「さっぱり分からん!」と、とっとと見切りを付けて、確実に動きそうなヤツで試すことにしました。
幾つかサイトを見回った中で多かったのが、「Eclipse+ Soyrcery CodeBench」と、「TrueSTUDIO_for_ARM_Lite」。で、色々試した所、「TrueSTUDIO_for_ARM_Lite」に落ち着いた。
ここでは、「TrueSTUDIO_for_ARM_Lite」を使って、メーカ提供のサンプルプログラムをビルドし、ファームを焼く込むまでの過程を解説する。
今回は、下記サイトを大いに参考にさせて頂いた。
<<手順>>
■ダウンロード
以下をダウンロードします。
(1) TrueSTUDIO for ARM Lite
http://www.atollic.com/index.php/download/truestudio-for-arm
こちらは、ビルドアプリ。Eclipseベースとなっています。
チェックを入れて、「Free download」をクリック。インストーラーがダウンロードされる。
ファイルサイズが大きいため、ダウンロードに時間が掛かります。
インストール時、ユーザ情報の登録が必要です。
詳細は下記URLに記載されていますので、参考にしてください。
http://miqn.net/introduction/72.html
ここでは「C:\Program Files」にインストールしたものとします。
(2) STM32L-Discovery firmware package
ダウンロード完了後、解凍して適当なフォルダに格納します。
ここでは、「C:\STM32F401-Discovery_FW_V1.0.0」にコピーしたものとします。
■USBドライバーのインストール
ここでは、「C:\STM32F401-Discovery_FW_V1.0.0」にコピーしたものとします。
■USBドライバーのインストール
PCとマイコンボードを接続し、通信するためにはUSBドライバーをインストールする必要があります。
(1) 「TrueSTUDIO for ARM Lite」の配下にあるインストーラを実行
C:\
└ Program Files
└ TrueSTUDIO for ARM Lite 4.2.0
└ Servers
└ ST-LINK_gdbserver
└ ST-Link_V2_USBdriver.exe ← これを実行
(2) マイコンボードをPCに接続する
マイコンを自動認識します。
(3) 「ソフトウェアを自動的にインストールする」を選択し、インストールする。
これで、無事インストールできたはずです。
■「True STUDIO for ARM Lite」でデモアプリをビルドする
先ほどダウンロードした「STM32L-Discovery firmware package」を、「True STUDIO for ARM Lite」でビルドします。
なお、手順は「Getting started with software and firmware environments for the STM32F4DISCOVERY Kit」に記載されています。(ただし英語)
http://www.st.com/web/en/catalog/tools/FM116/SC959/SS1532/PF252419?s_searchtype=keyword
(1) ビルド用のワークスペースを作成します。
(1) ビルド用のワークスペースを作成します。
ここでは、「C:\NewWorkspace」 とします。
(2) 「True STUDIO for ARM Lite」を起動します。
(3) デモアプリのプロジェクトをインポートします。
・ [File] > [Import] > Importダイヤログ表示、
・ [General] > [Existing Projects into Workspace] > [Next]
・ [Select Root Directory]で、下記を選択
C:\STM32F401-Discovery_FW_V1.0.0
└ Projects
└ Demonstration
└ TrueSTUDIO
└ STM32F401C-DISCO << ココを選択
・ [Project] の [STM32F401C-DISCO・・・]にチェックを入れる
・ [Copy project into workspace] 及び [Add roject to working sest]にチェックを外し[Finish]
(4) ビルドします。
下記が表示されれば成功。
------------------------------------------------------------
Print size information
text data bss dec hex filename
19444 384 2932 22760 58e8 STM32F401C-DISCO.elf
Print size information done
Generate build reports done
00:59:39 Build Finished (took 10s.907ms)
------------------------------------------------------------
■デバッグ
ここまでくれば、あと一息。
なお、デバッグ方法も「「Getting started with software and firmware environments for the STM32F4DISCOVERY Kit」に記載されています。(ただし英語)
(1) デバッグコンフィグレーションを作成します。
・ [Run] > [Debug configrations] > Debug configurationsダイヤログ表示
・ [Embedded C/C++ Application]をダブルクリック
→ デバッグコンフィグレーションが新たに生成されます。
・ [Debugger]タブの[Debug probe]を「ST-Link」にします。
・ [Debug]をクリックすると、デバッグが開始されます。
(2) 実行します。
[Resume(F8)] をクリックすると、実行します。
ここまで来るのにほぼ半日費やしてしまいました。
次は、この環境を使って、TDDを実施して行きます。
ここまでくれば、あと一息。
なお、デバッグ方法も「「Getting started with software and firmware environments for the STM32F4DISCOVERY Kit」に記載されています。(ただし英語)
(1) デバッグコンフィグレーションを作成します。
・ [Run] > [Debug configrations] > Debug configurationsダイヤログ表示
・ [Embedded C/C++ Application]をダブルクリック
→ デバッグコンフィグレーションが新たに生成されます。
・ [Debugger]タブの[Debug probe]を「ST-Link」にします。
・ [Debug]をクリックすると、デバッグが開始されます。
(2) 実行します。
[Resume(F8)] をクリックすると、実行します。
ここまで来るのにほぼ半日費やしてしまいました。
次は、この環境を使って、TDDを実施して行きます。
True STUDIO for ARM Liteって、Windows 8には対応してないみたい、ですか?Win 8でトライされた方がいて、デバッガのコンフィギュレーション作成でjavaのruntime errorが出て「ん?!」という感じになったそうです。
返信削除一応True Studioのサポートを調べてみたらWin 8はリストには無かったです。。
orz
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