2012年12月10日月曜日

TOCのイベントに参加

先日、TOCのイベントに参加した。内容は故ゴールドラット博士の日本公演のビデオ上演。しかも字幕付き。

 ゴールドラット博士の熱いスピーチは、心揺さぶられるものがあった。
近頃スピーチと言うと、スライド付きが当たり前になっているが、一昔前はスライドなんか無かったのである。 その時代のスピーチを垣間見た気がした。

「映像でインパクトを与える」のではなく、「言葉とイマジネーションでインパクトを与える」のである。

内容もとても興味深かった。
特に、ゴールドラット博士が日本に長年TOCの訳本の発売を禁止してきた件。 「TOCは、大野耐一のTSPがベース。この手法を日本に紹介したら、日本と世界の差が更に開いてしまう危険性があると考え、訳本の発売を禁止してきた」 

この言葉に、博士の日本への畏敬の念と、尊敬の念を強く感じた。



「TOCは、大野耐一氏の考えがベースになっている」

海外の産業革命に大きな影響を与えた「トヨタ生産方式」。
SCRUMも、リーンも、このTSPがベースにある。 
つまり、日本人が考え出した「トヨタ生産方式」が、昇華・発展し、日本へ逆輸入されているのである。

そう考えると、結局日本人が、「トヨタ生産方式」という素晴らしい手法から学んでいないのでは無いだろうか。(唯一、PFぐらいなのではないか)。 

大野耐一氏の偉大さを、改めて実感することができた。

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