複数のメンバーでソフトを開発した経験がある方は「コミュニケーションが大切」である事を,経験としてご存じだと思う。
しかし,コミュニケーションは目で見ることができず,定量的な測定が困難である。
強引に定量化した例を挙げると,
・メールの発信件数
・ミーティングの回数/時間
などがあるが,果たして効果があるかどうか疑問が残る。
メールの場合,メールに重要な事が書かれていなくても件数が足りていればOKになるし,ミーティングの場合,誰もなにも発言しなくても規定時間/規定回数消化すればOKになる。
「ソフトウェア開発は伝言ゲーム」だと言われるが,この様に測定困難なコミュニケーションを上手に使いこなす必要がある。
解決策の一つは「複数の伝達方法を使う」事。
口頭やメールだけに頼らず,絵や図を書く事である。
もう一つは「情報を正確に受信できたか確認する」事。
情報受信者が自分の理解した内容を情報発信者に確認する事で,誤解や抜け・漏れが減る。
最後に「アウトプットを確認する」事。
どんなにコミュニケーションを取れたとしても,勘違いや間違いを犯す可能性がある。アウトプットを確認する事で結果が分かる。
そしてコミュニケーションで一番大切なのは,「良質な人間関係の構築」である。
悪い報告や重要な報告を受け取るためには,発言しやすい場作りが最も重要である。
コミュニケーションを改善するためには,場作りを考えるべきである。
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