例えば食品を考えると,生産地や農薬の有無など消費者が気になる項目が記載されている。
一方,ソフトウェアには消費者が期待する特性が買って使うまで分からない。
例えば処理速度や使い勝手,不具合の少なさ等々。
アジャイル開発手法にも同じ事が言える。
ペアプロにおける企業のコストメリットは幾らなのか?
TDDの導入による障害削減率は何パーセントなのか?
これらの数値を提示しないまま「アジャイルは良いですよ」と言っても,まず間違なくない誰も信じてはくれない。
もう一つの問題は,「ヒトという数値化が困難な要素を含んだプロセス」という事。
アジャイルは,ヒトとヒトとのコミュニケーションを重要視する。つまり,ヒトに依存するプロセスであると解釈できる。
当然企業はそんな数値化困難なプロセスを受け入れてはくれない。
この問題が,マネージャー層に受け入れられない大きな要因だとおもう。
アジャイル開発プロセス導入による具体的かつ数値的なメリットが,導入を阻む壁を破る鍵となることは間違いない。
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